副業でWeb制作の案件を獲得するためには、「提案文の書き方」 がとても重要です。
スキルがあっても、適切な提案文を書けなければ案件を獲得するのは難しいもの。
「どう書けば採用されるのか?」
「提案文で他の応募者と差をつけるには?」
今回は、僕が提案文を書く際に意識している「書き方」を詳しく紹介します。
これからクラウドソーシングで案件を取ろうとしている人は、ぜひ参考にしてください!
クライアントの依頼文をしっかり読み込む
提案文を書く前に、まず「クライアントが何を求めているのか?」を正しく理解することが大切です。
依頼文をざっくり読んで応募すると、ズレた提案になってしまい、採用される確率が下がります。
✅ 募集の背景や目的を理解する
→ なぜこの案件を依頼しているのか?どのような背景で依頼しているのか?時間がないから?スキルがないから?
✅ クライアントが求めているスキルや条件を確認する
→ どんな技術や経験が必要なのか?募集項目は最低限、そこから派生するスキルは?
✅ 過去の仕事履歴(評価)もチェックする
→ クライアントの傾向や、どんな案件を依頼しているのかを把握
公開されていれば、プロフィールや普段の活動、人柄もチェック
クライアントの意図をしっかり汲み取ることで、的確な提案ができるようになります。
提案文の最初にクライアントの名前を入れる
クライアントにとって、提案文は何十件も届くものです。
そのため、「テンプレートのコピペ」ではなく、「自分宛の提案だ」と思ってもらうことが大切です。
✅ 「○○様」など、クライアントの名前を入れる
✅ 依頼内容に触れた一文を最初に入れる
✖ NG例:
「はじめまして。Web制作をしている〇〇です。応募させていただきます。」
◎ OK例:
「○○様、はじめまして。募集されている『○○(案件名)』の件、ぜひ対応させていただきたいと思い、ご連絡しました。」
最初に名前を入れるだけで、「この人はちゃんと依頼文を読んでくれている!」 と思われ、印象が良くなります。
依頼内容に沿った提案をしっかり書く
提案文の目的は、「自分ができることを伝える」 こと。
自己紹介から入るのではなく、「自分は何ができるのか?」 を最初に伝えるのがポイントです。
- 「私はこういうことができます」 を明確にする
- 「この案件に対して、どのように対応できるのか?」 を具体的に書く
- 「依頼文をしっかり読んでいる」ことをアピールする
✖ NG例(自己紹介から始めるパターン)
「私はWeb制作を3ヶ月学んでおり、HTMLやCSS、WordPressができます。」
◎ OK例(クライアント目線で書く)
「○○様の案件では、○○なWebサイトを求めているとのことでした。
私は○○(スキル)を活かして、ご希望に沿った形で対応可能です。」
このように 「相手のニーズに合わせた提案をする」 ことで、採用されやすくなります。
最初の実績が欲しいうちは金額を抑えめにする
最初のうちは実績がないため、「いきなり高単価の案件を取るのは難しい」 と思われます。
そのため、最初は相場より少し低めの金額で提案するのも一つの戦略。
例:
「通常○○円程度の案件ですが、初案件として実績を作りたいので○○円で対応させていただきます。」
ただし、安売りしすぎると後々単価アップが難しくなる ので、一定のラインは守ることも重要です。
また、安すぎる単価はクライアントを不安にさせてしまうこともあるようです。相場の2~3割抑える程度にしましょう。
「仕事をください」ではなく、「私はこういうことができます」と伝える
初心者がやりがちなミスは、「案件が欲しいです!」というスタンスで書いてしまうこと」。
クライアントは「スキルがあり、安心して任せられる人」を探しています。
✖ NG例:
「案件が欲しいので、ぜひ採用していただきたいです!」
◎ OK例:
「○○の案件に対して、私は○○のスキルを活かして対応できます。」
「自分はこういうことができます!」と 「対等な立場」 で書くことが重要です。
提案文を読みやすくする工夫
クライアントは一日に何十件もの提案文をチェックするため、「見やすさ」も大事なポイントになります。
例(読みやすい提案文の構成)
○○様
募集されている「○○(案件名)」について、ご提案させていただきます。
【対応可能な内容】
- ○○(具体的な対応)
- ○○(使用する技術)
- ○○(納期の目安)
【過去の実績】
- ○○(制作したサイトのURL)
ご不明点があれば、お気軽にご連絡ください!
このように、「パッと見て内容がわかる形」 にすると、読まれやすくなります。
スキルが足りないと感じた時は「ポータブルスキル」でアピール
「この案件に応募したいけど、まだスキルが足りないかも…」と感じることはありませんか?
そんな時は、業務に直結するスキル以外の「ポータブルスキル」 でアピールするのが有効です。
ポータブルスキルとは?
業界や職種に関係なく活かせるスキルのことを指します。
例えば、以下のようなポイントを提案文に加えることで、クライアントに安心感を与えられます。
スキルに自信がなくても、「この人ならしっかり対応してくれそう!」 と思わせることで、採用される可能性を高められます。
「この仕事をしたい」ではなく、「あなたと仕事がしたい」と伝える
クライアントは「自分のことを理解してくれる人」を求めています。
そのため、「あなたの案件だからこそ、やりたいです!」 という意思を伝えると、信頼を得やすくなります。
✖ NG例:
「この仕事をやりたいので、ぜひ採用してください!」
◎ OK例:
「○○様の案件内容を拝見し、理念に共感しました。ぜひお手伝いしたいと思います。」
このように書くと、クライアントに「自分の案件に興味を持ってくれている」と感じてもらえます。
最後にポートフォリオを添える
クライアントが一番気になるのは、「この人はどんな実績があるのか?」という点。
ポートフォリオのURLを最後に記載し、実際の制作物を見てもらうことが重要 です。
例:
「過去の制作実績はこちらでご確認いただけます。
[ポートフォリオURL]」
ポートフォリオがない場合は、自主制作のサイトや過去の制作実績を載せるだけでもOK!
画像が送付できる場合は、 制作実績のスクリーンショットを送っていました。 わざわざURLをクリックして もらうより見てもらえる可能性が高いと思い実行していました。
使っていたのは、FireShotと言うGoogle Chromeのアドオンです。
コピペだけの提案文はやめておく
クラウドソーシングでは、1つの案件に対して何十人もの応募者がいることが普通です。
そんな中で、コピペの提案文を送ってしまうと、他の応募者との差別化ができず、埋もれてしまいます。
なぜコピペの提案文はダメなのか?
クライアントは、「自分の案件を理解して、適切な対応をしてくれる人」を求めています。
テンプレートをそのまま使い回すのではなく、案件ごとに少しでもカスタマイズしましょう。
初心者、学習中と言った文言は避ける
最初の頃、提案文に「デイトラで1000時間学習してきました」「初心者ですが頑張ります」といった文言を入れていました。
その頃はクライアント様からの返答もなく、やっぱり初心者じゃダメかぁ、と感じていました。
ある時期から、 初心者と感じるような文言を入れるのをやめました。 そしたら、 依頼はなくても返事があったり、少しずつ反応が返ってくるようになりました。
初案件を得られたのも、 依頼内容のことができます、お任せ下さいといった内容を書いたときに案件をいただきました。
自分に自信が持てないのはすごくわかりますが、 初心者や学習中といった少し自分を下げるような提案の内容はやめたほうがいいです。
まとめ:案件を取る提案文のポイント
このポイントを意識すれば、提案文の通過率が上がるはず!
ぜひ試してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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